フラにおける四人の祖父母

by Leilehua Yuen
translation by Kiriko Redondo

フラの始まりを考える一つの方法として、フラには、四人の祖父母がいると想像してみよう。

まず一番目の祖母は、ホオポエとヒイアカの美しい大自然のフラ。(外部リンク;Hopoe and Hi`iaka

二番目の祖母は、マカアイアナのフラつまり、一般の人々のフラ-彼らの日々の生活の話を唄や踊りで伝えたフラ。ラブソング、魚釣りの話それから色々な冒険の物語などがこれに当たる。

それから一番目の祖父は、寺院の神聖なフラがこれに当たるだろう。唯一、寺院に専念する特別な男だけがそのフラを知っている。さて、現在も尚、寺院の特別なフラは踊られているのだろうか?-そうかもしれない。が、年長者達は、それらは、その寺院の血筋でなければ他人は、決して知ることは無いだろうと言っている。

そして二番目の祖父は、戦士のフラである。偉大なる戦いの話を誰かに伝えていることを想像しよう!若者達は、興奮しながら飛び跳ねて、どうやって敵を倒したのか、その動きを忠実に真似るのではないだろうか!若者達の訓練を担当する戦士は、彼らがそうすることを非常に楽しんでいることに気づき、彼らの訓練の中に、それらの戦いを真似る動きを取り入れることを決める。それは、まるでアジアの武術における形のようなものである。戦士のフラは、若者の役に立つ。そして、時に女性達も戦いの動きを学ぶのである。

フラは、全身を使ってその舞の意味を表現する。―手、足、目、姿勢―

全ての部分が物語りを語っている。

物語なくして、そこにフラは、ないのである。